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【朝】

今日も、暑いなあ。
真っ白なタンクトップが寝汗でビショビショだ。

｢ＢＩＧ　ＷＡＶＥ｣のビデオ観ながら、今日もサイコーの朝を迎えられる。

うーん、山下達郎！

「ビッグ・ウェイブの夏。ハワイのノースシェアはサーフィンのメッカです」
何度観ても、爽やかだよなあ。
このオープニング。

さて、着替えないと。
やっと夏らしくなってきたな。
ジメジメした梅雨もあがって、ギラギラした太陽の光がサンサンと降り注ぐ、夏！

夏に生まれたから、ボクは夏が大好きなんだ！

サーフィンの夏だ。
ああ、ビッグウェイブが、僕を待ってる。

今年は、新しいボードが欲しいなあ。
やっぱ、ジェイソン・スティ−ブンソンだよな。
427KWは持ってるけど、これはスモールウェイブ用だから、今度はビッグウェイブ用が欲しい。

たしかに、踏み込んだ感じは、これが一番しっくりくるし、踏み込めば踏み込んだだけ、スピードは増してくる。
波を操っているっていう感覚は、楽しめるかもしれないけど、波そのものになるっていうのじゃないんだよな。

うーん。
ジェイソン・スティ−ブンソンの他にも、チリなんかも、今度ウチのショップにも仕入れてみようかな。
話題にはなるだろうし。

ふう〜。
ボードのこと考えてたら、興奮して汗が止まらないよ。
そうだ、こんな時は・・・・・・。

レモンを半分に切って。
それを、僕の胸板へ向けて搾る！

レモンスカッシュ！

はじけるなあ！

今日は、エミリとデートだ。
エミリ、僕のことどう思ってるんだろう？
彼女の僕に対する気持ちがイマイチよくわからない。

僕は、こんなにもエミリを理解しようとしてるっていうのに、エミリはぬいぐるみを介してしか僕と会話してくれないし。

そうか！
僕はサーファーなんだ。
ぬいぐるみが、ボードで、エミリは海！

そう考えてみたらどうだろう？
エミリを理解しようだなんて、僕はどうかしてる。
黙って、そう、身を委ねればいいんだ。

エミリを今度サーフィンに誘ってみようかな。
もしかしたら、ハマるかもしれない。
今日、ショップに行ったら、エミリでも乗れそうなボードを探してみよう。
そして、プレゼントしてあげよう。

店員価格で４５％ＯＦＦだから。

なにがいいかな？
エミリにピッタリの個性的なボードにしよう。

そろそろ仕事か。
レモン水をゴクゴク飲んで、行ってくるか！


【昼】


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